2020/11/07

2020.10.21 水曜日

 毎日日記を書けない。ブログに毎日書けなくて、9月10日くらいからインスタグラムに毎日日記を書いてみる実験をしてみた。最近インスタへの投稿も減ってきていたから毎日写真と出来事を書くことは楽しかったしブログより簡単な気がした。けど、やっぱりインスタだと書ききれないというか、もっと書きたいことがあるけどちょっと端折ったり、読むだろう人のことを考えて意識してしまってこれって面白いのかな?と疑問に思ってきたので1か月くらいでやめようと思ってたけど、気がついたら1か月以上になっていた。すぐやめてみた。インスタでは必要なお知らせがいるときは書いて、日々のことは写真と一言だけにしてみることに。何か書きたかったら書けばいいかなと。

10月21日。弟とぶんちゃんところの猫のいろはのお誕生日。仕事帰りに吉祥寺のアップリンクで映画を観る。「マティアス&マキシム」すごく美しくて繊細で切なくて、最後のシーンで涙腺は崩壊。終わったあとの余韻がすごい。

帰りに美船に寄って、初めてのカウンターで。お腹が空いていたのでよく食べた。


2020/10/22

2020.9.6 日曜日

 とにかく行きたいところがぎゅうぎゅうの日曜日。まずはたまちゃんに渡す荷物を持ってバスに乗り込む。バスはけっこう混んでいて、もうみんなお出かけを我慢するというレベルは過ぎていったしまったかのよう。とにかくぎゅうぎゅう。

ちぃちゃんのお花屋さんでバイトしているたまちゃん、なんだかんだ会うの久しぶり。元気そう。新しいバイトが決まったみたいで何より、そして良さそうなバイトだし楽しそうで良い。花屋は仕入れも難しそうだし大変そうだけどこれからまたお彼岸や季節の行事などで軌道に乗るといいなと思った。たまちゃんがお礼に花束をくれた。私はラマパコスのリニューアルオープンのお祝いとゆいちゃんのお誕生日祝いにささやかなに花を選んで購入。

たまちゃんとバイバイして、すぐ近くのTomboといつ新世代のラーメン屋さんへ。10分くらい待つと言われて迷いながらもお腹も空いていたし食べてみたかったから食べてみようと私たちにしては珍しく並んで待つことにした。正味10分以上待ったけど、ラーメンはとてもシンプルであっさりしていてすごく美味しかった。人気なのがとても分かるラーメン。シンプルなラーメンが好きなので良かった。お店を出て斜め向かいにあるクイーンズホテルアンティークスへ。帯を買いに来た以来。有ちゃんのお父さんお母さんもいらっしゃっていた。お洒落で粋のいいご家族。りみちゃんと話しながら雨宿りも兼ねてしばらく過ごす。何も買わずに申し訳なかったかな。でもちょっとだけでも会えて話せて楽しかった。有ちゃんが撮影で参加したという映画のことを聞いた。行ってみようねと約束。

ほんとはさっちゃんの展示を観ににじ画廊に行きたかったけど時間がなく断念!!つなぎ、大好きだから見てみたかった。家を出る時間が遅くなっちゃうのと、雨のせいだよ〜。

谷保へ。リニューアルオープンしたラマパコスへ。りかちゃんとゆいちゃん2人で運営していくことに。よくみんなでご飯食べて色々話していた時期、ふたりでなんか一緒にやろうよと話しているのを見ていたからそれがほんとに現実になったんだな!と思った。ほんとは4月からオープン予定だったけどコロナの影響で延びてしまった。でも結果良いタイミングだったような気がする。とにかく新しく開けることが出来て良かったな。きっとみんなに愛されるお店になるだろうなと思う。ご近所にもたくさんお友達がいるしみんなも力になってくれそう。私も近所だったらなあと何度も思う好きな場所。でもなかなか遠いなと思うようになったのは歳を取ったからなのかしら。切ない!でもまた何かしらで関われたらいいなと思う(必要とされていたらの話)。オープニングのイベントはフリマで少しだけ参加させてもらった。フリマだとやっぱりなかなか高い値段が付けられないのは関西人だからなのかな?!いかに安く出して喜んでもらえるかってことばかり考えてしまう。あと自分だったらいくらで買いたいか。大事。

誰かに会えそうかなと思っていたらまりちゃん一家、波田野くん一家、てるちゃん親子に会えた。ちょうど波田野くんがお誕生日当日で翌日がゆいちゃん、その翌々日が藤本がお誕生日でラマパコスもオープンしたし、てるちゃんのcircusも7周年ということでみんなおめでとうとケーキを食べた。りかちゃんが自転車でピューっと買ってきてくれた。こういうときの瞬発力すごい!!!久しぶりにみんなと楽しい時間が過ごせて嬉しかった。

長居してしまったけどバイバイして、波田野くん一家と立川の玉屋で夕ご飯。うーちゃんもいたからか、個室の部屋に通してもらえてお誕生日のお祝いっぽく少し贅沢して楽しかった。コロナでなかなか会えなかったので久しぶりにゆっくり過ごして良かった。

コロナコロナって、いったい何を気にし続けているのかよく分からなくなってきているし、何を気にしてたのか、自分で考える基準もだんだん分からなくなってきつつあって、そのことで人との価値観もだいぶ変わるし自分も変わるんだろうなあとぼんやり思っている。


2020/09/21

2020.9.5 土曜日

 朝8時半にパッと目が覚めて一瞬「遅刻!」と思って布団から出たけど遅番だったことを思い出して一安心、またお布団へ。まだ眠れる、と思ったらとことん眠れるから不思議。結局家を出ないといけない25分前くらいまで寝て汗をかいたので急いでシャワーを浴びて出勤。なんだかぐだぐだ。

土曜日はなんだか忙しい。新しい体制にはもう慣れた。人ってすぐ慣れちゃう。仕事終わりにインドカレーを食べに行く約束をしていたけど言い出しっぺの本人が出勤日でなくいったいどうなってるんだろうと連絡したら休みだけど出かける予定だから夜には新宿にいるとのこと。とりあえず遅番の人みんなにご飯に行かないかと誘ってみる。こういうとき、誰かだけ誘わないとかそういうのが出来なくてしんどいなと思うこともある。隠したりするのもしんどい。開けっ広げが好みだけどそうもいかないしそれを良しと思わない人もいるだろうし難しい。とくに女子は秘密にしたがるよね!ガーン。結局ひとりだけ旦那さんの夕ご飯を用意しないといけない人がいてその人以外みんな行くことになった。全員で6人。

仕事が終わったあとに待ち合わせてみんなで歩き始めた瞬間、突然のゲリラ豪雨!!すごかった、、。少し歩いただけで傘の意味もなくびしょ濡れ。飲食店の軒下に入ってしばらく雨宿りしていたけどどうにもこうにも、大雨、ここからさらに5分は歩かないといけないとのこと。どうする?という空気の中、斜め向かいのビルにハンバーガー屋が見えて今回はそこでもいいかもねということになり、みんなまた傘をさして少し小走りに向かいのビルに入った。

私は何回か食べたことのあるオーガニックのハンバーガー屋さん。食べたことがない人もいたしこれはこれで良かったかな。お肉はホルモン剤を使わずに育てられていてアメリカでも人気みたい。オーガニックとかってニューヨークでは根強いし意識高めで値段も高いけどとても美味しいと思う。ポテトは頼まず、レモネードと紅茶をブレンドしたのを飲んだ。6人いて、そのうち2人が大学生。若いっていいなって、やっぱり思っちゃう。なんだか可能性がたくさんあるような気がして。

もう帰ろうと外に出たらさっきまでやんでた雨がまた降ってきた。そういう日ということ。

2020/09/05

2020.9.4 金曜日

 いつのまにか眠ってしまって、起きたら8時過ぎだった。携帯でなんとなくTwitterを見ていたらしんごちゃんがあさイチのゲストで出るという情報が流れてきたのでテレビをつけた。前は起きたらすぐテレビをつけて出かけるまでつけっぱなしだったのがいつの頃からかまったくに日中はつけなくなった。朝の番組を観るのもとても久しぶり。あさイチも、いつぶりだろう。久しぶりだったのに司会の博多大吉華丸はお休みだった。しんごちゃんを地上波で観るのも久しぶり。ぼんやりと、でも面白いなあと思いながら観る。欽ちゃんが、まだ10代のしんごちゃんに言った言葉が今の私へのメッセージのような気がして(かなり勝手な受け取り方!)感動してしまった。久しぶりに観た欽ちゃんはなんだかおばあちゃんみたいでかわいらしかった。しんごちゃんは才能豊かで本当にエンターテインメントのためにいろんなアンテナを張っていて、これからも頑張ってほしいなと思った。しんごちゃんが出てる間、Twitterではつよぽんがしんごちゃんのコメントひとつひとつにツッコミを入れていたみたいで、それがめちゃくちゃ面白かった。SMAPの愛。北陸の方で強い地震があって番組は途中でニュースに切り替わった。そのタイミングで洗濯機を回してお昼ごはん用のとうもろこしご飯を温めた。今季最後のとうもろこしごはんかなあ。大好きなご飯。ミニトマトと、小松菜の胡麻和えも一緒にお弁当箱に入れる。また番組が切り替わって、でも途中でTBSに変えてMIU404の2人が出ているのを少し観た。この2人、本当に仲が良いのか謎なところだけど、好きな2人です。最終回が楽しみ。

洗濯干して、今日のタロットを引く。毎日引いていたけど時々引けないときや忘れちゃう日がある。読んでる人はどう思ってるんだろう。これも謎なところだ。ただの私の自己満足?

占いのことを考えていたら職場で有名な占い師の人を接客した。帰ったあとに同僚と確認してやっぱりそうか、と気がつく。

帰り際、藤本から戎で飲んでるという連絡。ドラマの時間までには帰るとのこと。夕ご飯どうしようかなと考えて、そういえばマックで月見バーガーが今年も始まったことを思い出してそれにしようと決めた。毎年一回は食べたい月見バーガー。新高円寺まで帰って来てマックに寄ったらすごく混んでいた。初めてLINEクーポンを使ってみる。50円だけお得。この50円はだれが出してくれているのか?謎すぎる。

帰ったらMIU404最終回が始まる2分前だった。テレビはついていない。藤本は屋上でタバコを吸っている。うちのテレビはリモコンが調子悪くてなかなか電源がつかない。始まっちゃうよーと焦りながらいつものようにリモコンを押しまくる。なかなかつかない。やっとついたときは前の番組の最後のテロップが流れているときだった。最近のドラマはこの後すぐに始まるんだから!

チーズ月見バーガーを食べながらドラマを観る。最高かもしれない。いろんな感情、揺さぶられまくりの最終回だった。演技ってすごいなってことと、なんで初回から見なかったのかということで藤本と談義。警察のドラマは良し悪しがあるからあまり前向きに観たいとは思えないんだけど、今回のは最初から観たら良かったかも。しかも藤本の好きな麻生久美子が出ていて、私の好きな綾野剛が出ている。もちろん星野源も好きです。

お母さんから波田野くんの映画を観に行ったよと連絡あり。

またいつのまにか寝てしまったみたい。

2020.9.3 木曜日

 変な夢を見た。起きたら忘れてしまったけど仕事の夢だったような。朝方6時くらいに目が覚めて起きたけどそのまま藤本の布団に潜り込んで爆睡、藤本が出勤のタイミングで私に声をかけてきて寝ぼけ眼に行ってらっしゃいをしたその20分後くらいにようやく起床。洗濯機をまわしてお昼用にとうもろこしご飯を温める。インスタグラムなどを見ながら時間を過ごして洗濯物を干してから色々用意して出勤。職場の体制が変わったので前より5分は早く家を出たいのになかなか出れない。少し小走りで駅まで行く。

なんだかぼんやりとしていて覇気がなく、あまり良い仕事っぷりではなかったかも。接客は好きだけどたまに面倒だなと思うこともあって、そう思った瞬間は「悪いな」と思って反省して良い接客を心がけようとする。ここ数年その繰り返し。100%完璧にはなれない。数時間、新人の子につく。まだ二十歳くらいで一度教えるとすぐ飲み込んでくれて行動に移せるので素晴らしいなと思う。本音はどんなことを思っているのか分からないけど、部活で真っ黒に日焼けして健康そうで若々しい彼女を見るのが最近の楽しみでもある。スポーツっていいなあと思う。

仕事後に波田野くんからイメージフォーラムフェスティバルの情報が来ていて、今年は秋に、しかも恩師の鈴木志郎康さんの特集があるみたいでプログラム見ただけでも興奮した。映像っていい。映像っていいんだよね。映像作品のことを思うと胸の奥の方がぐいっと何かに引っ張られる気がする。観たいのか、作りたいのか、でももうだいぶ長い間レンズを覗いていないから、少しこわいような。携帯の画面でプログラムを拡大しながら見たけど、細かいところが見にくい。いつだったか友達と雑誌のぴあがあった頃を懐かしんだことを思い出した。紙媒体の親切さをしみじみ感じる。

夜ご飯は夏の終わりを感じながらのカツオのたたき、小松菜の胡麻和え、キムチ納豆、お土産でもらった地雷也の天むすを食べた。

テレビを見てTVerで占いの番組。FUJIWARAのふたり、面白かった。藤本の膝のところに寝っ転がっていつのまにか寝てしまった。

2020/09/03

2020.9.2 水曜日

 朝9時くらいに目が覚めてそのまま起きてゴミ出し、藤本を送ってから洗濯をまわす。何時にラマパコスへのフリマの搬入に行けば良いか確認のメールを入れる。ラマパコス運営のふたりは保育園に通う子どもを持つお母さんでもあるから時間のことが気になる。10時半くらいまでにフリマの準備を終わらせると決めて、出品すると決めた品を確認しながら値付け作業。藤井風をYouTubeでかけながら、そのうちハナレグミになったり七尾旅人になったり。音楽があると余計なことを考えずに作業ができていいなと思う。

時間を見てお昼ご飯用にとうもろこしご飯を炊く。毎年好きで炊くけどいつも塩加減を忘れてしまってそのたびに調べるのだけどついこないだは2合のお米に対して塩が小さじ1か2か忘れたけど2でやってみようと炊いたらかなりしょっぱめだったので今日は小さじ1の塩、とうもろこし一本で炊飯。残りの値付けをして荷物をまとめて、としているうちにご飯が炊けたのでお茶碗に山盛りにしていただいた。残りはお弁当用に冷凍。2日分。お昼は軽くでいいと思ってから本当に簡単なものしか食べない。

掃除機を軽くかけて終わったまま放置してにしていた洗濯物を干してシャワーを浴びた。昼間の軽い汗を流すシャワーってとても気持ちがいい。シャワーを浴びたあと、またYouTubeで音楽でもかけようと思ったのになぜか「ほくろ除去」と検索してしまい何人かの動画を観てしまう。その時点で予定の時間を過ぎていたので焦って着替えて荷物3つ分持って出かけた。

西荻窪に着いてFALLに向かう途中、ともしにばったり会う。軽く挨拶してバイバイ。

久しぶりのFALLでは花衣ちゃんの陶芸、初の個展が開催中。aardekleurというブランド。花衣ちゃん、5月末の愛ちゃんのおうちで会った以来。たくさん作品が並んでいて驚いた。花衣ちゃん、モデルさんだけど突然陶芸家としての道も歩み始めてすごいの一言しかない。素晴らしいと思う。花衣ちゃんらしい爽やかで凛とした作品、かなり迷ったけどファーストインプレッションで最初に気になった丸いお皿を購入。店主の三品さんの新書も一緒に買ってサインを頂いた。ふくふくとした気持ち。

ラマパコスへ。立川に着いたところで雨。谷保に着いたらすでに雨が降った後で濡れずに行けて良かった。ラマパコス、年末の長野さんの展示以来、店主がこの度りかちゃんとゆいちゃん2人になってリニューアルオープンする。りかちゃんは2月に会った以来だから約7ヶ月ぶり!久しぶり!と挨拶したけどあちらはそうでもない様子。インスタグラム観ているからかな。久しぶりに会っても対して感動しないという関係性も面白いなと思った。ゆいちゃんは1ヶ月ぶりくらいかな。コロナが蔓延し始めてから会えてる友達と会えていない友達と色々。荷物出しつつ物色。かおりちゃん、てるちゃん、しのちゃん、木村さんにも会えた。てるちゃんも7ヶ月ぶりだし、しのちゃんにいたっては2年ぶりくらいな気がする。愛しのこまちゃんも7ヶ月ぶり。久しぶりの再会を喜び合う。「高円寺のママ」という新たな呼び名をいただいた。こまちゃん大きくなったなあ。

私のことを「ママ」と呼ぶのは山田以来だ。山田、元気かな。生きてきたこの何十年間で会わなくなった人たちたくさんいるなということをけっこう考えてしまう。

いつも帰るタイミングを逃してしまうのでかおりちゃんが帰るときに一緒に出ようかなと思っていたけど、みんなで出前を取って夕ご飯を食べることにした。たまちゃん、寝た。私はカツ丼、かおりちゃん親子丼、りかちゃんカツ丼、こまちゃん力うどん。関ちゃんにも会えた。

かおりちゃんが帰って関ちゃんも工房に戻ったあと、雷と共に大雨!こまちゃんが怖がるのがかわいかったな。それに影響されてたまちゃんも少し怖がっていた。関ちゃんのお迎えが来るまでおもちゃで遊ぶ。100勻のおもちゃがすごくて私は頭を久しぶりに使って小さなゴムを編みながら作るペンダントを3つ作った。

関ちゃんのお迎えが来てバイバイ。長居してしまった。

谷保から電車に乗ろうと思ったけど時間もまだ早かったので久しぶりに国立まで歩くことに。この10年のこと、色々振り返りつつ歌唄いながら歩いた。セプチマでのりかせきとの出会い10年前、みんな丘へからも10年、ここ数年でみんな結婚したり子どもが出来たりそれぞれ人生の道も変化しつつ時々会えるの嬉しい、けどコロナで会えなくなってるけど。新しい10年でまた色々変わるんだろうなと少し切なくなる。人間関係のことを思うとき、だいぶ昔に淳ちゃんが言った「今はこうして会っていてもいつか会わなくなる日がくるかもしれない」ってことを思い出す。会わなくなる日が来る人、またいるのかな。毎日そんなことばかり考えている気がする。コロナで色々ありすぎて人に会わないことも多くなったから余計そう思うのかもしれないけど、人との関係って本当に不思議だし、自分の力だけではどうにもならないと思う。あちらの気持ちもあるから。会いたいと思うか、どうでもいいか、会いたくないか。私は会いたいけど、なかなかやっぱり予定って合わないよね、という感じが今のところ大きいかな。家が近いとかの物理的なこともあるし、離れていてどんだけ連絡取り合っていなくても気持ちは繋がっている人たちもいるし。コロナで会えない人多すぎてよく分からなくなるけど。混乱。あまり深く考えすぎないようにしよう。

新高円寺に着いて藤本に連絡。ローソンでカフェ・オ・レとアイスを買って帰る。藤本も帰りが遅くて(中野で呑んで歩いて帰って来たうえ、少し道に迷ったみたい)シャワーですます。藤本は少し変なテンションだったけど変わらず面白かったな。この人に会うとこの人と一緒にいれたらそれでもう十分幸せだなと感じる。自分が自分のままでいられるのが藤本と一緒にいる時間だと思うとそういう人がいるだけでありがたいのかも。人との関係が希薄なことをいつも悩んでるけどそんなのパッパラパーなのかもしれない。

9月の予定をカレンダーに書いて、三品さんの新書を少し読み、就寝。


2020/09/02

2020.9.1 火曜日

 日記を毎日書くって!

大変なんだなってことを感じたまま7月も8月も過ぎて、今はもう9月。

9月になると2極化が始まるといろんな人が言っていてそのいろんな人のYouTubeを見たりしたけどよく分からない。仕舞いには9月にはそこまで2極化にはならなくて来年2021年の末くらいに完全に2極化になるとかって言う人もいる。どうなってるんだろう。

見えない世界のことは大好きだけどどこに根拠があるのかよく分からなくなるとどんどんつまらなくなる。宇宙にはそもそも根拠なんてないのかもしれないけど。


今朝は7時半くらいに目が覚めてさやかちゃんから依頼された、というか依頼していただいた、していただけた?私には嬉しい新しい文章を書くきっかけの一つをなんとか書き上げてからシャワーを浴びて洗濯を干して少し時間があったので波田野くんの8月の映像を観て(コロナ禍になってから1ヶ月の日記みたいなショートムービーを撮っている)感想を簡単にLINEで送ってから出勤。


今日から職場の体制が少し変わってなんとなくそわそわしていたところへクレームがあり打ちのめされるけどよく来るクレーマーの人だったということで気持ち良い接客を心がけようということで終わった。みんな理不尽なことがあってもお客様の言うことも一理あるという考えにとりあえず持っていけるのは偉いなと思う。私はつい感情的になったり自分の不利は許せんと思ってしまいがち。接客って、特に百貨店ともなると難しいところがある。

お昼ごはんは欧風カレーのミニとお味噌汁、合わせて200円。夏になってお弁当作りが億劫だったけどまた節約のためにもお弁当にシフトしたいなと思いながらなかなか重い腰のままできないでいる。新人の子の研修。

仕事終わりに藤本から「四文屋にいる」とのLINE。満席で合流は難しそうということだったので夕ご飯どうしようかなと考えながら新高円寺まで帰る。22時からナギサさんの最終回があるからそれまでには帰ってきてねと送ったけど気になったので四文屋まで覗きに行ってみた。四文屋は賑わっている。どこにいるかな?と見てたらちょうど煙草を吸いに外に出て来たのでケラケラ笑ってたらまた注文しちゃったからというのでとりあえず私は先に帰ることにした。何が食べたいか考えながらスーパーに寄ったけど何も思い付かず食塩無添加のトマトジュースを一本だけ買った。スーパーの真上にあるセブンイレブンに寄ってパトロール。デリー監修のカレーが販売されていてそれを見て美味しそうだな食べたいなと思うのが最近の楽しみです。でも買わない。買わない理由は、まだデリーに行ったことがないからはじめてのデリーはやはり店舗で、と思っているから。nicoに行くときにデリーに行きたい。上野あたりも久しく行けてない。セブンのパトロールを終えて外に出たら藤本がいた。爆笑。お互い「なにしてるの?」って感じ。夫婦って行動が似てくるんだろうか。藤本はセブンで缶の濃い目ハイボールとビーフジャーキーと水を購入。ナギサさんまであと数分しかない、と慌てて帰る。

帰ってテレビをすぐつけたいのにうちのリモコンはほんとつきにくくて一苦労。

ナギサさん、終わってしまった。なんてことなく丸く収まった最終回だったけど良かったと思う。毎回主人公のめいちゃんのファッションがかわいくて楽しみだった。多部未華子ってかわいいんだなと思えたドラマだった。

小さな本屋さんのセブンルールをなんとなく見ていたけど最後に感動してしまった。本屋さんの存在はほんとうに大事だ!町の本屋さんで本を買いたい!


さやかちゃんから今朝提出した文章の確認の連絡が来ていた。1000文字以内との話で私もそのつもりで書いていたはずが2400文字近くあったらしい!驚いた。計算では1000文字ちょっとすぎたかな?って感覚だったのに。どこを間違えたんだろう。明日にでも新たな詳細を送るとのこと。

文章を書くきっかけが増えたら嬉しいなとなんとなく思っているけど毎日何かを書いているわけではないし甘いなと感じる。ブログを書く書くと詐欺ばかりだからそこをまずやり続けるといいなと思いまたこうやって書いている。そのうちまた書かなくなりそうな予感もなきにしもあらず。


明日は参加するフリマの搬入予定だけど何時くらいに行ったらいいのかの連絡はない。こちらから聞けばいいのだろうけどタイミングを逃している。朝になっても連絡がなかったらこちらから聞いてみようかな。みんな自分のことや他の人のことで精一杯だよなって最近思う。あとこの10年親しかった人たちとコロナの影響もあるのかやや疎遠になりつつあることも毎日考えていて、疎遠になったら疎遠になったでそういう関係なんだけどそういうことがわりと多い人生だから自分の存在というものをつい考えてしまう。いてもいなくてもどっちでもいいのが人間なのかもしれないしそれくらいのスタンスが楽なのかもしれないけどやや寂しくもある。明日、搬入で久しぶりに会える人たちもいるから楽しみだけど少し緊張もしている。人間関係がいちばん難しい。あとお金のことと、自然との調和と、家族との距離と、あともう色々。いろんな難しいことが多すぎてとりあえず楽しい方でいいねってことになりがち。

藤本はジャズを聴いている。そして眠そう。


満月みたいだし、そういう影響がある。

2020/07/06

2020.7.5 sun

早起きしようと思ったけど起きたら8時前だった。さっと着替えて都知事選へ。
投票所が家のすぐ裏の小学校で近い。ありがたい。鼻息が荒くなる。候補者たちのポスターを見て、いざ投票。緊張する。どういう結果になるのか。高鳴る気持ちを小学校のいろんなかわいいものが癒してくれた。小学校ってなんでこんなにかわいいんだろう。1階は特に1年生のクラスがあるから余計かわいい。
帰っておにぎりを作って支度をして出勤。

仕事中に何人かと選挙の話。自然と政治の話ができるっていいなと思う。話してみないとみんな何を考えているのか本当に分からないんだなと思う。考えているかどうか。
今の職場の人は友達とは違うって思っていたけどもうちょっと心を開いていろいろ話をしてみたら良かったなと今までのことを思った。気が合う人がいないと思っていたけど自分が心を開かなかっただけなのかもしれない。人やなにかのせいにしてる。

催事でイノダコーヒーが来ているといつもケーキを買いたいなと思うけどなかなか買えない。今日は早番で日曜日だし、いいかなと思ってバタークリームのコーヒーロールとラムロックを購入。
あと半額になったピザを2種類購入。

帰ってすぐお風呂に入ってご飯。残ったお肉で小さな焼き肉。テレビをつけると8時になったばかりなのに小池百合子氏の再選がほぼ当確と出ている。これって一体なんなんだろう。分かっていたような結果だったけどやっぱりとても残念でならない。自分たちがマイノリティということを選挙のたびに実感する。
久しぶりに荻上チキのラジオを聴きながら、テレビのNHKの選挙速報を無音のままつけながら、食事。ラジオはやっぱりおもしろい。ストレートにいろいろ入ってくる。

なんだかすっかり落ち込んでしまったので現実逃避しよう!ということでドラマの配信を見ることにした。「逃げるは恥だが役に立つ」の再放送。当時もハマって観たけど今回もハマった。もしかしたら前回以上にハマったかもしれない。ふたりが可愛すぎる。
藤本とキャーキャー言いながら、私たちもいちゃいちゃしながら観た。
ケーキを食べながら。
3話分一気に観たので最後は眠くなったけど、ドキドキときめいた。
これからの東京、日本のことは心配でしかないけど、自分が好きな人や好きなもの、大事にしたいものを大事に生活していきたいなと思った。
でもやっぱり考えるとしんどいけど、諦めないことが大事だと思う。











2020/07/05

2020.7.4 sat

8時くらいに目が覚めたけど休みだから、ともうちょっとごろごろしていたい気分なのと、携帯を片手に色々見たりしながら時々眠ったりしながら、9時半過ぎにようやく起き上がる。シャワーを浴びて、洗濯を回す。藤本が起きてきたのでゴミ出しをお願いする。
タロットカードを引く。

11時前には出ようと思っていたけど藤本が郵便局に寄って欲しいと言うのでその荷造り待ち。blackbird booksへ詩集の再納品10冊とのこと。アプリでゆうパックを登録するといくらか安くなる。
出かけたもののすぐにマスクを忘れたことに気がついて家に戻る。藤本にマスクを取ってもらう。自分たちで買ったりもらったりしてなんとかマスクは切らさず過ごせている。ありがたい。
途中下車して郵便局へ。アプリで登録するとすべての情報がQRコードによって印刷されてとても便利(送り状がシール状のシートになって簡単に印刷されて出てくるシステム!これほんとにすごい)。
あっという間に終わって三鷹まで。
みほちゃんと待ち合わせ。駅の改札周辺にはなぜかおまわりさんが何人かうろうろしていて私がいる間に若いお兄さんが職務質問されていた。なにがどうして彼が職務質問されたのかとても謎。なにかあったのかな。お兄さんは明るく振る舞っていたけど内心どうなんだろう。私だったら腹が立って抗議するかもしれない。でもそうしたら業務執行妨害とかになっちゃうのかな?いろんな考えがめぐる。

みほちゃんなかなか来ないなと思ったらみほちゃんは改札前、私は改札からちょっと離れた屋外にいた。これも水性逆行?
インド料理屋でダルカレーとマトンのビリヤニをテイクアウト。お店はお客さんがひとりもいなくて寂しそうだった。一方で、隣のラーメン屋は階段の上まで行列。ラーメン好きとパン好きはやっぱりグルテンの影響なのかみんな粘り強いと思う。

みほちゃんの家に来るのは2年半ぶりだった!あっという間すぎてびっくりする。
ご飯を食べて、コーヒーを飲みながらなんだかんだ4時間もしゃべっていた。いろいろ。
仕事のこととか、これからのこととか。イギリスの写真家の写真集がとてもよかった。自然の中で暮らす人たちと家の写真。憧れる生活のひとつではあるかな。現実的にはなかなか見えて来ないけど目にすることで意識の中に取り入れていけるのかなと思う。
あとminaの展示の図録。行けなかったけどこうして図録で感じられて嬉しい。ラフスケッチのような絵が良かったな。おすすめの本を2冊借りて、みほちゃんがこれから実家に帰るので一緒に出て三鷹駅でバイバイ。次もまた元気で会えますように。
いろいろ話せたことで仕事を辞める気持ちもしっかり地に着いたような気がした。
どうして辞めたいのか、不安は何か。辞めたあとにどうしたいか。
ちゃんと自分の気持ちに向き合うことがほんとに大事だと思う。

帰りに電車は少し遅れていたうえに荻窪で降りるつもりが気がついたら中野だった。
まちがいなく水星逆行。また中央線に乗って荻窪へ。
氷と炭酸と水を買って帰宅。

15分くらい居眠りをしてお風呂に入る。あがった後、夕日がきれいな予感がしたので夕ご飯の準備に忙しそうだったけど藤本を誘って屋上へ行った。ほんとうに綺麗。東京全体をオレンジ色に染めている。5日は都知事選。東京は変われるのか、結局変われないのか、なんとなく結果はみんな予感としてあるのだけど期待せずにはいられない。ツイッターばかり見ていると期待が膨らみすぎるのであまり見ないようにしているけど気になってやっぱり見てしまう。テレビは見ない。

7時過ぎにポーランがやってきた。会うのは4ヶ月ぶりだけどあんまり久しぶりな感じがない。だれかが家に来るのも4ヶ月ぶり。それも不思議と久しぶりな感じがしない。
テレビ電話しながらずっとやろうと言っていた焼き肉。タレはコウケンテツのレシピをアレンジしたやつでとても美味しい。牛肉ってあまり食べないけど久しぶりに食べるととても美味しくて感動する。とろける。部位の名前がおもしろい。
デザートはメロンとハーゲンダッツのアイス。
屋上に涼みに。藤本はとても眠そう。ポーラン帰宅。今度はポーランの家でケーキを食べようと約束する。

友達に会えて楽しい土曜日だった。こんな距離感で時々誰かに会って、お互い元気を注入し合える関係だといいなと思った。藤本はすぐに寝て、私はYouTubeをイヤホンで聴きながら洗い物や片付け。山羊座の満月のことを調べたりして、3時過ぎに就寝。














2020/07/04

2020.7.3

朝7時過ぎに起きて、連絡が来ていた方のカードリーディング。蝋燭を灯してホワイトセージを炊く。煙に手をかざしてよろしくねという気持ちを込める。自分の手で生きていけたらいいなとよく思う。

今日は日本の神様の希望が多くて私も慣れたカードだし神様も知り合いばかりな気がして引くたびになるほどという気持ち。最後に毎日のタロットカード。7月からは2枚引きにしてみた。どう読むのか難しいけどたのしい気持ちの方が強い。流れを読む力が必要なんだなと感じる。
昨日来ていた小澤さんからのメールに返信。8月末で辞めたい気持ちを伝える。

いつもより30分遅い出勤時間なことを思い出して洗濯を2回回した。
藤本の見送り。今日は仕事帰りにはらいそに寄ろうかなと言っていたので私も夜は自由に過ごそうと思う。
お昼のお弁当作り。お弁当といってもご飯、昨日の残りのささみとゆで卵とトマトだけ。今日は水を持っていくことにした。
中国医の先生が極寒の時期以外飲み物は常温にすると良いとツイッターで言っていたのでどんなに暑い日でも水筒は常温。食堂では暑い緑茶を一杯とお味噌汁。なるべく冷たい飲み物は飲まないように。でもどうしてものときは氷入りも飲むけど。

シャワーを浴びて洗濯を干して出勤。
小澤さんが来ていてまた7月末くらいに話し合いましょうということになった。
気持ちは早くここから抜けたいのでなんとか流されずに辞めれたらいいな。
私の優柔不断さや変化嫌いやすぐ人に流されちゃうところ、なんとかしたい。

仕事終わりに藤本に連絡してみたらはらいそにいるというのでひとりで映画に行くことにした。藤本は行かないと言っていた「千と千尋の神隠し」。上映当時、映画の前にスタバのフラペチーノを飲んだせいか、最後の方でトイレに行きたくなって抜けたトラウマからやや緊張する。トイレに行きたくなりませんように。
ナウシカからの千と千尋は画面の美しさや技術のレベルの向上が垣間見れて新鮮だった。ジブリも変化を遂げている。
最後の好きなシーンが見れて大満足。ナウシカほどの感動はなかったけど観れて良かった。千尋の成長やみんなのかわいさ、ハクの優しさや強さ、風、よかった。

帰宅。
藤本はまだ帰って来ていなかった。テレビで奈良のとんかつ屋さんの逆転劇の話を見る。人の言葉が人を動かすことを実感。
そのまま眠ってしまったみたいで気づいたらドリカムのライブ映像が流れていた。
藤本が帰って来てLINE電話したのにと言われたけどちょうど寝てたみたい。
はらいそは雨だからか藤本といつもの常連さんだけだったとのこと。でもその方がこんちゃんとも色々話せるだろうから藤本にとってはいいのかなとは思う。はらいそには良くないことだろうけど。
ああだこうだと言いながら就寝。

2020/07/03

2020.7.2




夜中に帰って来てあいちゃんからの依頼の日記を書かなきゃ、と途中まで書いたけどいつのまにか眠ってしまっていた。
起きたら一応の締め切りの8時を過ぎていて焦ったけどちょうどあいちゃんから連絡がきて「11時半くらいでもいいよ」とのこと。このゆるさがたまらない。
でも仕事に行く前に書き上げようとそこから書き上げて提出。あまり読み返さずに出したけど大丈夫だったかな。

洗濯機をまわして、お昼ご飯のおにぎりをふたつ、茹で卵、ミニトマト、水筒に黒豆茶。水筒用のお茶が終わってしまう。ルイボスティーが好きで飲んでいたけど中国医の先生がルイボスティーは身体を冷やすとツイッターで書いていたので今は黒豆茶にしている。香ばしくて好き。夜ご飯の残りがないとお弁当になるおかずがなくて少し物足りないお昼ご飯になるけどあとは食堂のお味噌汁40円とでちょうどいいくらいに慣れたらいいなと思う。でもどうしても夕方や帰る頃に小腹が空いて変なお菓子食べちゃうからそこをどうにかしたいところ。
洗濯を干して出勤。

職場は相変わらずのんびりしている。
昼ぐらいに営業の小澤さんから退職に関していつぐらいの時期を考えているのかとメールが来ていた。なんとなく返信できず、そのことで午後は頭がいっぱい。
退職したい話は1年半まえからしていたけど延び延びになって今、つい先日に小澤さんから話を出されたので7月末か8月末で考えていることを伝えた。なんとなく秋にはここにはいないイメージ。次の仕事もどうするか決めていないし今後どうしていきたいのかも分からないのに仕事を辞めるなんて甘いかもしれないけど、何かずっと我慢していたり違和感があるまま働き続けるのを一度やめてみたいという気持ちの方が強い。でも辞めると収入がなくなる、というのがいちばんの不安で、そこをどう乗り越えるか。変わりたいのに変われない、私の試練。

休憩時間にインスタを見たらあいちゃんが日記を公開していたので私もお知らせする。
「1日遅れの日記」毎日違う人の日記が続いていく。とても面白い企画。これ、毎日あげたりみんなに連絡取ったりと、しかも今引っ越しと重なって多忙だろうに、同時にやっているあいちゃん本当にすごいと思う。私もそれくらいのバイタリティがほしい。

21時半、帰宅。
通常営業に戻ったので帰りも前と同じになってしまった。時短のときは帰ってすぐお風呂に入ってそれからご飯という素晴らしい流れができていたけどそれが崩れる。
そのまますぐに夕ご飯。みほちゃんのひとりインスタライブを観たいけど我慢。
芸能人の家を風水鑑定するというのをテレビでやっていて見る。風水は難しそうだけどとても面白い。猫の遺骨をリビングに置いているのは良くないと言われていた。そういえば私もおじいちゃんの遺骨がある!あれって良くないのかな。遺骨はやっぱりお墓に入れたりしたほうがいいんだろうか。骨は骨でしかないのかもしれない。そこに魂はない。
あのオペラ歌手の人の歌が脳裏に流れる。
そこにーわたしはーいませんー。そう言われてもどうしても手放せないことはある。

眠すぎてお風呂に入る前に寝落ちしてしまった。


2020/07/02

2020.7.1

7月1日の日記をあいちゃんが企画している「1日遅れの日記」https://ichinichi-okure.tumblr.com/    に掲載させていただいた。
1日というたまたま月のスタートになったのでそこを起点に日記を書けたらいいなと思う。

2020/06/04

2008年6月4日 パリ13日目




17時13分 あべちゃんといっしょにユーロスターに乗ってパリからロンドンへ帰る。





この日も日記が残っていない。かろうじてユーロスターのチケットが残っていたのでこの日のこの時間にパリを離れたことは間違いない。
出発までの時間、どう過ごしていたのか、なにを食べたのか、とっても気になる。
でもなにも覚えていない。
思い出したいのになにも思い出せない。さみしい。
パリでの最後の二日間、私は何をしていたんだろう。

2020/06/03

2008年6月3日 パリ12日目




エッフェル塔にのぼって、パリの街を一望する。
公園がとても良かった。




当時の日記が6月2日で終わっていた。
6月3日の記録として残っていたのはエッフェル塔のチケットのみ。
ほかは何も覚えていないことがさみしい。
どこに行ったのか地図とにらめっこしたけど分からない。
この日もふかふかのベッドで寝たことは確か。

なにか残さないと、なにも残らない。



2020/06/02

2008年6月2日  パリ11日目

 


8時に起きて最後の荷物整理。枕のところにナムからの手紙があった。深夜に帰って来て早朝に出かけていったみたい。日本のことが好きと言っていたナム。連絡を取り合いたいとメールアドレスを書いてくれていた。最後に挨拶できたらよかったな。
朝ごはんは食べずに受付へ。
ロビーに出ると何やら団体の子供たちでごった返ししている。何事かと思ってあとで調べたら、私が泊まっていた宿は基本フランス国内の修学旅行生を対象にしているらしくそのシーズン以外だけ空いていれば一般客も泊まれるというところだったらしい。空いている時期でラッキーだった。だから食堂もどこか学校っぽさがあったのかもしれない。この宿のおかげでメトロにほぼ乗らずにパリの街中を歩いて過ごせたし本当に良かった。
受付のラファに最後の挨拶。ラファはほんとによくしてくれて、そして日本人が好きみたいでとりわけ好意的に接してくれていたように思う。今夜会えないかと誘ってくれたけど今夜は行けないよと伝えてサヨナラ。また会えるといいな。

みゅうにもう一度寄って挨拶する。みゅうがあって本当に良かった。

8:50 北駅でロンドンからやってくるあべちゃんと待ち合わせ。ひとりの旅も終わり。
近くのカフェで朝ごはんを食べる。どんなところだったかぜんぜん覚えていないけどモーニングをカフェで食べれるなんてひとりでは行けなかったので新鮮で楽しかった。

蚤の市へ行ってみることに。私はアンティークの折り畳めるザルを買った、すごくかわいいし折り畳めるのでかさばらなくて良い。
りんごのタルトを買い食い。スーパーに寄ってエコバッグやお菓子をお土産に選んで購入。地元のスーパーってほんとに楽しい。

ひとまず歩いてホテルへチェックイン。
ふたりで泊まるのに一泊ぐらい贅沢しても良いよねってことでユースではなく普通のホテルを予約してもらった。良いところだった。ふわふわのベッドとシーツがすごく嬉しいしきれいなシャワールームも最高だった。安いところはそれはそれでいいけどとにかく布団が薄くて硬い。シャワーも狭いしお湯が出にくい感じ。窓から見える景色も違う。これだけで人間のテンションって変わるからおもしろいなと思う。

歩いてモンマルトルへ。サクレ・クール聖堂までのぼる。寺院には入らず外から眺めて、モンマルトルの丘からパリを一望。すごくすごく良い景色。アメリもここに来たね。
すごい坂道で急な階段があったり街並みもすごく良かった。街並みが今までうろうろしていたところとまた違っておもしろかった。
下ってきたところでアメリにも出てきたカフェのところで記念撮影。
カフェに入った記憶があるようなないような。でもクレームブリュレを食べた記憶がないから入ってないのかな?なんとく営業していなかったような気もする。記憶が薄い。
近くにあるムーランルージュも観に行く。なんだかかっこいい。

ひたすら散歩する。アフリカ系の移民が多い町なのかアフリカ雑貨のお店も多いし中心部に比べてだいぶ人種も違う。町の雰囲気も違うのでどこに来ているのか一瞬分からなくなる。観光客はあまりいない雰囲気。本屋で万引きしている男性二人が走って逃げる瞬間を観てしまった。いろんな側面があるパリ。映画館の看板がすごくかっこよかった。
入ったお店でオニオンスープを飲む。これがとても美味しかった!
お水もお金を取られる。ふたりだとひとりのときより気軽にカフェやお店に入れて嬉しい。

また出てひたすら歩き、途中で見つけたギャラリーで写真を見る。良い出会いがあった。
多少二人とも歩き疲れてきた様子。
北駅の近くまで帰って夜ご飯を食べにレストランへ。
パリで初めてのディナー。何をどう頼んだのか覚えていないけど美味しかった記憶。
いい雰囲気だったけどたまたま隣に座った日本人の男性が珍しく嫌な感じの人で色々と台無しになる。仕事でよくパリに来る自慢話、旅行で来ている私たちを馬鹿にすることを言ってきてなんだかがっかり。それなのに連絡先を交換しようとしてきてなんなんだろう。私はほぼ無視していたけどあべちゃんは果敢に対応していた。

ホテルに戻ってふかふかふわふわのベッドで寝る。




2020/06/01

2008年6月1日 パリ10日目



朝早めに朝食。
バゲット、ヨーグルト、飲み物。バゲットをナプキンで包む。
部屋の予約はしてあるのでカウンターには寄らず。
同室の韓国人ナムと一緒に蚤の市に出かける。
なんてところか分からないけどメトロで行った記憶。
行ったものの雰囲気がフリーマーケットのような本当に不用品しかない感じで良い物が全くなかった。一通り見たけど何も買わずに諦めて帰る。
途中の駅でナムと分かれて私はひとりでマドレーヌ教会へ。
日曜日のミサに参加。心が洗われる。信者ではなくても賛美歌や神父さまのお言葉、理解できなくてもなんだかジンとする。

近くのLADUREEでクロワッサン、タルトタタン、エクレアを購入。
日本にも出店しているけど買うのは初めて。店内で食べてみたかったけど緊張しそうだったのでテイクアウトにしてみた。人気のマカロンは買わず。パレ・ロワイヤルまで歩いての公園のベンチで一休み。
LADUREEで買ったものを頬張っていたら通りがかりのマダムに「Bon appetit」と声をかけられる。すごくいい笑顔で通り過ぎていった。
ぜんぶ美味しかった。
一人でおいしいおいしいと呟きながら、かなり怪しい人になっていたかもしれない。人生初のLADUREEをパリで。夢のようです。

バスティーユを目指して歩く。けっこう歩いてもう足の疲れはピーク。
大きな交差点で信号待ちをしているとローラブレッドの大会なのかたくさんの人が目の前を通り過ぎていく!
隣にいたマダムとすごいね!と言い合う。マダムフランス語、わたし日本語。
たぶんマダムもすごいねって言ってたと思う。目と目で通じ合う感覚。気持ちいいしうれしい。
信号を渡ったところに小さな教会を見つけたので一休み。中は冷んやりしていてとても落ち着く。私みたいにちょっと休憩しているような人が何人かいた。少し居眠り 。

植物園があったので入ってみる。
ひとまわりしてすっかり歩き疲れてベンチで休む。気がついたら40分くらい居眠りしていた。気持ちよかったな。隣接の動物園も行ってみたかったけど諦める。
種をたくさん売っているのを見る。かわいい紙にお薬みたいに包んでいた。
みんな群がっていてそんなに種が人気なんだなぁとしばらく見学していた。

サン・ルイ島に行ってキャラメルとピーチのアイスを食べる。ここのアイスを食べるのももしかしたら最後かなと思って初のダブルを注文。美味しい。
大道芸がいたのでしばらく見る。立っているのもしんどくてベンチで一休み。
帰り道、路上で売っているお土産屋さんでエッフェル塔のキーホルダーをいくつか買う。
金色で小ぶりだしかわいい。どこにでも売っているキーホルダーで売っている人によって価格が違ったけどどこもそんなに変わりないのかなと思った。
夕立ち。
毎日とても良いお天気だったけど夕立ちがとても多かった。一日に一回は雨が降っていた。パリジャンはみんな慣れているのかな。持っていった折り畳み傘が帰国するときには壊れてしまった。

宿に戻ってクロエがご飯を食べに行こうと言うのでオペラ座近くの日本料理が何店舗かあるところへ行ってうどんを食べた。久しぶりの日本食(おにぎりせんべい除く)。
みんな自由にうどんを食べていた。麺とつゆの扱いが、そうではなんだけどなと思ったけど自分が話せないし余計なことをしない方がいいのかなと思って(一応店側も食べ方の案内を出していたし)そのままあたたかく見守り、ごちそうさまでした。
クロエと宿の近くのバーへ行ってみる。クロエは唐辛子が入ったカクテルを飲んでいた。
クロエとは英語で話していたのか、ろくに話せない私にいろいろ話してくれていたように思う。やさしい。
明日にはこの宿を出るので荷物の整理で遅くまで起きていた。朝から出かけているナムが遅くにってもまだ帰って来なくて心配だったけど、いつのまにか眠ってしまっていた。



2020/05/31

2008年5月31日 パリ9日目


食堂で朝食。いつもと変わらないメニュー。
バゲット、ヨーグルト、飲み物。バゲットをナプキンに包む。
部屋の予約は済ましているのでそのまま準備をして出かける。

本で見た籠がいっぱいあるお店に行ってみる。とてもかわいかったけど持って帰るにはちょっと荷物になりそうなのとどれがいいのかさっぱり分からず物色だけして何も買わずに出てきた。籠以外にも色んな日用雑貨がところせましと置いていてかわいかった。
歩いているとメトロの駅近くにパン屋さんがあってどんなもんか気になったので入ってみることに。いろいろあったけどエクレアが気になったので購入。
気になったというかエクレアが好きだからね。
外に出たところで食べる
びっくりするくらい美味しい!!!
アイスばかり食べていたけどもっとフランス菓子に目を向けるべきだったと猛省。
遅い。遅すぎる。とりあえずエクレアが売ってそうなお店があったら迷わず寄って食べることに決める。
そしていろいろ食べたけどこのとき食べたエクレアがいちばん美味しかったような気がする。初めての現地でのエクレアだもんね。セーヌ川も近いメトロの駅でだいたい場所は分かるけど曖昧で、でもまた行ける機会があったら絶対にここのエクレアが食べたいと思っている。エクレアを食べるたびに思う。パリでの味。感動。

そのまま歩いてリュクサンブール公園へ。
ものすごく広くて良い公園だった。いい天気だしみんな夏休みみたいな雰囲気でのんびりと過ごしている。わたしもベンチに座ってしばらく休む。大きな公園がいくつもあっていい。しかもすごく丁寧に管理されていてとても心地よい。みんなの憩いの場。

公園近くの奇跡のメダイユ教会へ。観光地としてもとても有名だしメダイユがとても人気の教会。私も楽しみにしていた。礼拝堂に入ると白を基調にした清楚な雰囲気で壁画も薄いブルーでさらに神聖さを増していてすごく良い教会だった。歴史あるゴシック建築の教会も素晴らしいけどそれとはまた違う神の優しさを感じられるような、そんな教会だった。しばらく座らせてもらって、売店で絵葉書とお土産にメダイユをいくつか購入。
このメダイユはとても良いお土産だと思った。

教会の近くにある世界最古の百貨店ボン・マルシェへ行く。
高級感漂っていたので生活雑貨のフロアで缶入りの石鹸だけ買ってあとはずっと食料品フロアを徘徊していた。
ものすごい数の紅茶が売っていて、何か買って行こうかなと見ていたらバゲットを食べながら紅茶を見ていたマダムふたりが話しかけてきて「朝に飲むといい紅茶はどれか」と聞いてきた。明らかに私よりも紅茶に詳しそうだし飲んでそうなマダムなんですけど、なんなんだろう。なぜ私に聞くのかほんと謎すぎる。なんとなく一緒に選んであげてふたりはご機嫌で去っていった。私はクスミティーの小さな缶がセットになっているのを買うことにした。生鮮は見ていて楽しかったけど買えないなと思いながら物色だけ。レジの近くにバゲットのサンドイッチがたくさん売っているのを見つけてお昼ごはんにひとつ買ってみることに。ズッキーニ、なす、パプリカがグリルされている。これがめちゃくちゃ美味しくて本当にびっくりした。こんなおいしいバゲットのサンドイッチは食べたことないよってくらいの衝撃。美味しすぎてなくなるのがさみしかった。マダムを見習って歩きながら夢中で食べた。

VAVINまで歩き、先日見学したデッサンの教室へ数時間参加しに行く。
かよこさんはもう帰国していたので私ひとりだったけど大丈夫だった。
体験で数時間、デッサンができる。
シャガールやモディリアーニ、ピカソ、藤田、そうそうたるメンバーが集った街で自分も絵を描いてみたいという、みんなの夢を叶えているデッサン教室すごいなと思った。
みんな趣味で絵を描いているのか、ただ巨匠たちが好きでたまたま来ているのか、という感じの人たちが集っていた。誰ともあまり話さずに終わった。
何を描いたか全く覚えていないしそのとき描いた絵はどうしたんだろう。全く記憶にない。

終わってそのまま歩いてセーヌ川の方へ行く。どこまでも歩いていけそうな気がする。
でもだいぶ疲れてはいるんだけど。途中で見つけたお店でエクレアを買って食べる。美味しい。エクレアブーム到来か!
美術学校の近くにあった画材屋さんが開いていたのでパステルを何本か購入した。
夕暮れ、セーヌ川の橋の上でのんびりして持っていた本を少し読んだりして過ごす。
うらばす(ネットカフェ)へ行きもうすぐ合流予定のあべちゃんんメールをする。
一度宿に戻ってまた散歩へ出かける。
たしか記憶だと誰か同室の人と行ったような気がするけど何も書いていない。でもだれかと話しながら公園で歌ったりしている人たちを見ていたような記憶。
日記もここまで来るとただ単語だけだったり、行った場所、食べたものだけだったりしてそこから記憶を辿ってみる。大変だけど楽しい。
この日も夕ご飯については何もない。
節約のために何も食べていないのかな?
夕ご飯をどうしていたのかが本当に気になる。早めに寝てたのかな。



2020/05/30

2008年5月30日 パリ8日目






日記の始めにおにぎりせんべいを食べると書いてある。日本から持って行っていたのか、全く覚えていないけどなぜこのタイミングで食べているのか謎。醤油が恋しくなったのかな。おにぎりせんべいをフランスで食べる日が来るなんて信じられない。

久しぶりに朝のんびりと過ごす。
バゲット、ヨーグルト、飲み物。バゲットをナプキンに包む。
朝食のあとはお決まりの部屋の予約。まだ3泊はする予定だったので頼んで3泊分の予約、支払いを済ます。前からこのやり方が出来たのかな?システムがよく分からない。

ゆっくり散歩がてらロダン美術館まで歩く。庭園が夢のように素晴らしい。5月の青々とした緑にお花たち。この時期に来れてよかったと心から思った。ロダンのアトリエがあった豪邸がそのまま美術館になっている、ロダンってお金持ちだったのかしら。実はよく知らずに来た。彫刻のこともよく分からない。分からないけどブロンズ像とか意味分からなくてもはやすごいとしか言えない。地獄の門の重々しさ。考える人に群がる人々。彫刻がメインのせいなのかかなり重圧感のある美術館だった。それを和らげるための豪邸と庭園なのかな。絵に描いたような貴族のお屋敷の庭を散歩出来てとても優雅な気持ちだった。
緑が本当にきれいだった。

歩いてすぐのオランジュリー美術館へ行く。昨日の二の舞にならないように早めに来た。
目玉はなんと言ってもモネの「睡蓮」。ものすごく大きな絵。実際に庭を見たけれども実物の庭とはまた違う感動があって胸が震える。モネは本当にすごい。ため息しか出ない。庭への愛、絵画への愛、いろんな愛が見える。自然光が入ってくるようになっていて観る時間帯によっても雰囲気が変わりそう。1日ここで過ごすことも出来そうなくらい良い空間だった。無事に入れてよかった。

オランジュリーを出るとすぐにチュルイー公園がある。そこのアイススタンドでティラミス味のアイスを買って食べた。だいたい大きな公園にはアイススタンドと噴水もあってみんなとても楽しそう。それを観ているだけでわたしも楽しい。
ルーヴル美術館の方へ歩いていくとPAULがあったのでキッシュをテイクアウトして公園で食べる。美味しい。物価は少し高めなのであまりたくさんは買えない。少し切ない。アイスもなるべくシングルで安いのを選ぶ。それでも十分しあわせ。

いざルーヴル美術館へ入館。入り口のガラス張りのピラミッドがとてもかっこいい。とにかくすごい人が観賞に来ていた。人、人、人。廊下には所狭しと彫刻作品がありみんなが触ったあとがみえる。大丈夫なのかな?心配になるけどそういうものらしい。写真もバシバシ撮っている。いざ入ったものの、人の多さ、連日歩きまくりで疲れていたのもあって少し休憩のつもりでソファに座ったらそのまま1時間ほど居眠りしてしまった。まさかのルーヴル美術館で居眠り。信じられない。でも仕方ない。疲れていたもの。起きてぼんやりしていたけどせっかく来たんだし色々観たい。来れただけで満足してしまうところだった。閉館まで満喫しようと決める。
そしてついに「モナ・リザ」との対面。ものすごい人がその部屋に来ていて熱気がすごかった。想像以上に小さくてとても繊細そうな、そして儚い雰囲気がした。その繊細な彼女を撮影しまくる人々。今は分からないけど当時は写真も撮っていたし下手したら触りそうな勢い。さすがに触れないようにはなっていたけどなかなか大変そうだった。
でも間近で観れてとても嬉しかったしここにずっといるんだなと時々彼女のことを思い出したいと思った。いつもこんな雑踏の中にいるのもなんだか面白いけど閉館後はメトロポリタンミュージアムの歌のように動き出したりしていたらいいな。

サモトラけのニケ像を見上げているときに親子連れに道を聞かれた。そもそもなぜ私に聞くんだろう。スタッフやほかに英語やフランス語とか話せそうな人がいっぱいいるのになぜ、不思議すぎる。別にいいけどね。観たい作品があるけどどう行けばいいのか分からないみたいだったので教えてあげた。答えられる私もなんなんだろう。ちょうど観てきたところだったのかな。おもしろい。
最後はナポレオン3世の居室を見学する。なんて煌びやかな世界!王室での暮らしってそれはそれで楽しそうな気がするけどやっぱり大変なんだろうか。いろいろ妄想してしまう。豪華な暮らしをしていたんだな。
お土産売り場に寄れなくて残念だった。モナリザグッズとかかわいいのあったのかな。
見てみたかった。それだけがとても悔やまれる。

夕暮れ。パリって本当に美しいなと思う。
スタバでドーナツを買って食べる。

宿に帰ると同部屋のクロエがアイスを食べに行かないかというのでハーゲンダッツのカフェへ一緒に行く。パフェみたいなのをテイクアウトして散歩しながらだったか、店内で食べたのかな。ふたりで散歩。すっかり日も暮れルーヴル美術館のエントランスの広場に座ってしばしまったりと過ごす。ひとりだと夜はあまり歩かないようにしていたので夜の散歩がとてもうれしい。夜風がとても気持ちよかった。
このクロエちゃんはろくに話せない私にもとてもフレンドリーでマブダチみたいに接してくれてとても優しかった。どこの国の子だったかな。

結局夜ご飯はパフェのみだったのか、何も記録がない。
夜ご飯情報がなさすぎて本当に謎!







2020/05/29

2008年5月29日 パリ7日目



 

朝、同室のカナダ人だったかアメリカ人だったかの青年が朝食に誘ってくれたので他の女の子を一緒に3人で食堂へ。
だれかと一緒でも私は英語での会話ができないのでなんとなくふむふむ言うだけ。
バゲット、ヨーグルト、飲み物。バゲットをナプキンに包んでおく。
この誘ってくれた男の子はとてもフレンドリーで優しかった。
部屋が10人部屋になって名前もメモしている人としていない人が出てきている。挨拶だけで終わる人もいるし、早朝出て行ってそれっきりの人や寝静まった頃に帰って来る人やみんなそれぞれの行動。みんながパリで何しているのかとても気になる。

部屋の予約をして、みゅうへ顔を出す。また来れるか分からないのでお世話になった日本人スタッフのおじさんとおばさんに挨拶する。とても愉快な二人だったな。私のことをなぜか女優という設定で接してくれてそれが謎だったけどかなり面白かった。ときどき日本語で気兼ねなく話せる人がいることですごく安心してパリで過ごせたな思う。感謝。

そのままシテ島まで歩く。サントシャペル教会へ。今日から二日間使えるミュージアムパスで入場。ステンドグラスがすばらしい教会だった。毎日歩いていて思うけど徒歩圏内にこんなに歴史的にもすばらしい建築物がごろごろあってほんとにすごいなと思う。
次は近くにあるノートルダム大聖堂へ。入場に少し並ぶ。人も多くて人気なのがよく分かった。パリに来て行列に並ぶのは初めてだったかも。ノートルダムも素晴らしかった。ステンドグラス、マリア像などの石の象、どっしりとした重みのある大聖堂だった。圧巻。キャンドルを買って奉納した。みんながそうやって灯した蝋燭がとても美しかった。

また歩いて今度はポンピドゥーセンターへ。ゴシック建築が多いパリの中では逆に珍しい近代的でかっこいい建物。中にある近代美術館に行きたかったけどかなり広そうで見て回れる時間がこの後の予定を考えると難しいかなと思ってエントランスの雰囲気と外観だけじっくり楽しんだ。また来れるかしら。2日間では観に行けるところがやはり限られてしまう。仕方ない。
ピカソ美術館へ。少し道が狭い界隈にあって迷った。とても楽しみにしていたピカソ美術館。最高に良かった。やっぱりピカソってすごい。絵も良かったけど初めて生で観た陶芸作品が本当に良くて、あと館内の雰囲気も光の入り具合、ぜんぶ最高に良かった。
大満足の心のまま外に出て見つけたアイススタンドでショコラのアイスを買って食べる。

次は歩いて行こうか迷ったけど時短のためメトロに乗ってモンパルナスまで行く。郵便博物館。フランスにおける郵便に関する博物館で切手からポスト、郵便受けや配達の自転車などぜんぶがいちいち可愛かった。手紙や文字が好き。
本に掲載されていたクレープ屋さんがモンパルナスだったので遅めのランチに行ってみることに。一人でレストランやカフェにはまだ入ったことがなかったので少し緊張したけど日本語のメニューがあって有り難かった。迷いながらガレットとデザートにクレープも頼んだ。どの種類にしたかは謎。となりにスーツできめたかっこいいおじいちゃんがいてクレープのときフランベしていてさらにかっこよく見えた。どのクレープでフランベしてもらえるのかは分からなかったけど。角砂糖の包みがかわいくて使わずに持って帰った。

オランジュリー美術館へ。閉館まであと2時間もあるのに入場を断られた。びっくり。もう働きたくないってことなのかな。
諦めてセーヌ川をちょうど渡ったところにあるオルセー美術館に行くことにした。先日は外観だけ観て満足していたけど実際中に入ると元駅舎はとても立派で大きな時計、アーチ型の屋根、広々とした空間、光も綺麗でかなり壮大な美術館だった。そして展示物もかなりあって全部観たいけど全部観るには1日がかりな気がした。かけ足になってしまっけど観たかった有名な絵画や気になる作品を堪能。観たい気持ちと歩き疲れてよれよれの足。気持ちに身体がついていくのに必死だった。最後は疲れ切ってもういいやという感じ。ちょっともったいなかったな。
ふらふらになりながら歩いて宿まで帰る。
帰り道のセーヌ川、夕暮れがとても綺麗だった。

夜ご飯の記録がないけどいったいどうしていたんだろう。
ほぼ歩くか観ているかでほんとうに疲れていたことはよく覚えている。オルセーがいちばん辛かった。足が痛いという思い出とセットになってしまってオルセー美術館ごめんねという感じ。いつか挽回したい。


























2020/05/28

2008年5月28日  パリ6日目

 

 




朝起きて、ワシンと話す。ワシンは日本語が分かるので嬉しい。言語が通じることの喜びを感じる。ワシンはタイに帰ったら映像制作の会社に入社することが決まっているらしい。今もタイでがんばっているかな。

朝食は同じ部屋のメンバーと時間が一緒のときは同じテーブルに座って一緒に食べる。
私は英語がさっぱり分からないのでふむふむと会話は聞くけどほぼ話さない。何か聞かれたらもう一度言ってもらって答えられそうことだけ簡単に言う。
バゲット、ヨーグルト、飲み物
バゲットをナプキンに包む。

受付で部屋の予約を済ませてみゅうへ。
美術館のフリーパスの券を購入。いろいろあるみたいだけど2daysにした。
それでも高く感じたけど毎回入場のときに払うよりはお得になると思っての購入。
さっそくヨーロッパ写真美術館へ。欧州でも最大の写真美術館らしい。
入り口でピンクのかわいいワンピースを来たスタッフの方が両手の人差し指を立てながら、11時からのオープンということを教えてくれた。最初はフランス語で、次に英語で伝えてくれた。フランス人は英語を使いたがらないと聞いていたけど、フランス語が通じないことが分かると英語で話してくれるのできっといろいろ変わったんだろうなと感じる。そしてみんな本当に優しい。

オープンまで時間があったのでH&Mに寄って太めのボーダーのてれてれしたTシャツを買った。かわいかった。
外に出て少し散歩しようかなと思ってたら「もしかして日本人の方ですか」と日本語で話しかけられた。フランス人の男性。お茶をしないかと誘ってきたので時間もあるしカフェに行けるチャンスだと思って一緒に行くことに。
アラン。36歳。見た目は50歳近かったので驚いて「36歳?!嘘でしょ」というようなリアクションをしたらすごく怒られた。本気で怒っていたけどどう見ても36歳には見えなかった。
アランは日本語がペラペラでとても上手。日本で生まれたのか住んでいたのか。東京のどこに住んでいるのかと聞いてきたので当時住んでいた都立大学と答えたら「すごい偶然。私も東横線の綱島にいたよ。近いね」と言って来た。本当かな?会ったときから私はアランを怪しい人物と思って接していたのでかなり疑った。アランのお母さんが銀座と代官山でレストランを経営しているというので、帰ったら行ってみたいからお店の名前を教えてと言うとそのときだけなぜか聞き取れないフランス語で伝えてきた。何度聞いても聞き取れない。ますます怪しい。日本語も書けるというので持っていたメモ帳に書いてもらう。確かに上手だった。日本では大学でラグビーのコーチをやっていたらしい。
どこの大学に行っていたのかを知りたがったので教えたら「ユーミンといっしょだね。南フランスに別荘があって隣に住んでいるのがユーミンで友達だよ」と言う。信じられない。ユーミンが犬をたくさん飼っていること、子どもがいない理由などをアランはあれやこれやと言うので友達のことをそんな風に話すもんじゃないぞと心の中で突っ込む。私の太々しい態度に気がついてるのはいないのか、アランはまた会って今度は一緒にディナーを食べようと言ってくる。断ったけどとてもしつこいのでOKということにして明日の18時にオペラ座の前で待ち合わせと決めた。そのこともアランがメモ帳に書いた。ひらがな、カタカナ、漢字、全て使えるらしい。最後に「明日会うことはだれにも言わないでね」と言うのでどうしてかと聞くと「言って欲しくない」の一点張りだった。誰かに会う予定はあるかと聞くので今夜日本人の友人に会うことを伝えると焦り出して「その人には絶対に言ったらダメだよ」と念押しされる。お茶代をごちそうするよと言ってくれたけど借りを作りたくなかったので断った。せっかくだからおごってもらえばよかったかな。こういうときかわいらしく上手にできる人が世の中うまく渡っていけるんだろうなと思った。外に出て分かれるときもアランは明日会うことの確認と絶対に誰にも言ってはいけないことを伝えて来た。怪しさ満点なんですけど。さよならアラン。嘘が下手ね。

11時になったのでヨーロッパ写真美術館へ。エントランスにかわいいカタツムリがいたのでしばらく見ていた。受付にはピンクのワンピースの彼女、とても美人で聡明な印象。かっこいい。どんな写真があったのかさっぱり覚えていないけど中庭のようなところの緑がとても豊かだったような記憶。大きな写真がたくさんあったような。
そこから歩いて今度は書簡と筆跡博物館へ。地球の歩き方でも地味な案内だったけどぜったいおもしろいだろうと思って行くことに。道すがらまた声をかけられるけどアランのこともあったので無視した。今思えばどんな人で何の用事だったのか気になる。

書簡と筆跡博物館はとても素晴らしかった。建物も素敵だし、暗い照明にぎゅうぎゅうに展示された偉人たちの筆跡。サン=テグジュペリ、マリー・アントワネット、マグリット、ミロ、マルセル・デゥシャン、マティス、ロートレック、セザンヌ、モネ、プッチー二(文字が音符になっていてかわいい)、ワグナー、シューマン、モーツアルト、ベートーベン、アインシュタイン、などなどものすごい数の人たちの筆跡が見れて、文字好き、紙好きには堪らない博物館だった。興奮しっぱなし。ただ人気がないのか入って出るまで来場者は私ひとりでずっとスタッフは話し込んでいた。

出てメトロのVAVIN駅まで歩く。モンパルナス墓地に言ってマン・レイとサルトルのお墓に手を合わせる。マン・レイがここに眠っていると思うとなんだか感慨深い。他にも著名人のお墓がありみんな普通にお墓に参るらしい。

16時にかよこさんと待ち合わせ。パリ2日目に出会ったかよこさん。美容院に行ったりアトリエに通ったりパリを満喫しているとのことだった。かよこさんが数日間通っているアトリエに見学に行かせてもらった。1日だけの体験もできるということでせっかくだから予約をした。光がきれいに差し込むアトリエでみんなで絵を描いている。モンパルナスはシャガールやロートレック、フジタなど多くの芸術家が集ったカフェがいくつもある芸術家の町。時間がなくてみんなが集まったというカフェに行かなかったことを今も後悔している。

久しぶりにメトロに乗ってTOROCADERO駅へ。外に出てトロカデロ広場に出る。目の前にドンとエッフェル塔が見える有名な観光スポット。私もかよこさんに写真を撮ってもらう。ほんとうにすごい場所だなと思った。気持ち良いくらいよく晴れて青空、最高。

そこからかよこさんが借りているアパートまで歩く。途中、スーパーで買い物。
アパートはとてもおしゃれな雰囲気で広くて窓から緑も見えるしすごく良いお部屋だった。うらやましいくらい。かよこさんは保育園の園長先生を定年で退職してそのお祝いでパリに旅行に来たそう。夕ご飯のお料理をいろいろ用意してくれていた。日記には、サーモン、パイの肉詰め、ホワイトアスパラ、パプリカ、人参、おいも、えび、メロン、さくらんぼ、と書いてある。ソテーされたりしていたんだろうと思う。赤ワインも。あまりお酒は得意ではないけどいただく。いろいろお話をしてまた日本で会えたらいいねと連絡先を交換した。かよこさんは地方に住んでいるけど息子さんが東京にいるからよく遊びに来るらしい。アクティブなかよこさん。そしてとても優しかった。

初めて夜のメトロに乗って帰宅。無事に帰れた。
宿に戻るとちょうど男の子3人組みが部屋の空きがないと断られているところだった。困っている様子で可哀想だったので持っていた地球の歩き方を貸して、宿のところを指差しで教える。英語圏の人たちだったけど私の適当な説明を理解してくれてよかった。終わったら受付に預けておいてと伝えて私は部屋へ。10人部屋はメンバーが入れ替わり立ち替わりといった感じ。空いているうちにシャワーを浴びておやすみなさい。





2020/05/27

2008年5月27日  パリ5日目



くもり
朝食 バゲット、ヨーグルト、飲み物
バゲットを半分くらい残してナプキンに包んでおくとお昼くらいに小腹が空いた時に食べられていいかもしれないと気づく。

朝からみゅうに言ってモネの家に行くツアーを申し込む。
出発まで時間があったので散歩。
オペラ座界隈をうろうろ。モノプリ(スーパー)に寄ってみる。フランス語で書かれているだけで全ての商品が可愛く思えるから不思議。ヨーグルトなど気になるけど書いている内容が分からないのでどれが何なのか分からない。
そこからまたマドレーヌ教会へ。参拝。教会の中に入るには2ユーロかかる。大きい教会や観光地になっているところはだいたいお金がかかけど維持費などかな。人が多く来るということはそれなりに大変なこともあるだろうなと思う
しばらくゆっくり過ごす。教会は好きな場所。
出てまたオペラ座の方へ戻ろうと歩いてるいると道を聞かれる。これが不思議なことで、見たからにアジア人な私よりフランス語や英語が話せる人たちがいっぱい歩いているのになぜ私に聞いてくるんだろう。ロンドンでもよく道を聞かれた。
私のなんとなくな英語と指差しで分かってくれたのか教えた方向に歩いて行った。
分からなくなったらまた聞いたらいいよね。
ペレットがあったので寄ってみる。免税で少し安く買えるならいいかもと思ったけどそれでも高くてただかわいいなぁと見るだけで終わった。モンサンミシェルのツアーで一緒になった家族連れの奥さんと娘さんにばったり会った。ふたりはいろいろ試着していた。
いいな。

13:15にみゅうへ
バスに乗り込んで出発。ツアーの参加者はめちゃくちゃ少なくて10人もいないくらいだった。案内の女性は長くパリに在住している日本人でいろいろ話してくれた。
2時間しないくらいでパリの郊外ジベルニーに到着。
出発の時間まで自由時間。
モネが晩年過ごした家がそのまま残っていてアトリエもそのまま、庭もきちんと手入れされて残っている。家の中もアトリエも当時のまま残っていてもう素晴らしいのひとこと。庭はほんとうにただただ美しくてそれだけで感動が止まらなかった。モネが見ていた庭、モネが愛した庭。それがこうして残っていて今現在も見れるなんてすごいことだと思った。感動しっぱなしの私は日本風の庭園のところにある橋から庭を見た瞬間、感情が溢れてしまって気がついたら泣いていた。自分でもびっくり。この感情はいったい何なんだろう。心が洗われた気がした。来てよかったな。
帰る前に寄ったお手洗いで横っ腹に激痛が走りこのまま倒れてしまうのではないかと思った。でもグッと堪えてしばらくいたら治った。あれはいったいなんだったんだろう。

小雨が降ってきた。
バスまで歩いているとフランス人のおじさんおばさんの団体に声をかけられた。
「あなたひとりなの?すごいわね。どうやってきたの?どこからきたの?大丈夫?」
という感じ。ツアーだということ、日本の東京から来たことなど、なんとなく伝えた。みんな元気でかわいい。団体でそれぞれ声をかけてくるからおかしかった。バイバイ。
わたしのこと何歳だと思ったんだろう。きっと子供だと思われたんだ。
28歳のときにロンドンで公園で会ったおじさんに「ぜったい15歳だ。15歳にしか見えない」って言われた。日本人って幼く見られるんだと思う。

パリ市内に帰って来ると観光がてら市内をぐるりと回ってくれた。
自由の女神がニューヨークに向かって立っていること、ダイアナ妃が亡くなったところ、セーヌ川、エッフェル塔、パリのあれやこれや。
そうこうしていると案内の女性の携帯に家族らしき人から電話がかかってきて話始めて気づけば怒っていた。どうやらお子さんからみたい。おもしろい。ずっと外国で暮らすと日本での窮屈さみたいなのはどこかにいってしまうのかもしれない。
18:30過ぎに解散。
そのままアイスを買いに行く。フィグが食べたかったけどなかったのでアプリコットにした。この旅でアプリコットにおいしさに目覚めたかもしれない。おいしかった。

H&Mへ寄る。気になった服はサイズがなくて諦める。いろいろ見ているとフランス人のおばさんに声をかけられる「この靴のこのサイズが欲しい」とのことで一緒にさがしてあげる。なぜ店員に聞かないんだろうと思ったけど。

宿に戻ってかよこさんに電話する。公衆電話用のカードが高かった記憶。あんまり電話かけることないのにもったいないなと思った。かよこさんが滞在しているアパートに遊びに行く約束、場所と時間を決めた。
カウンターにちょうどラファがいたので話をする。話したって日記にはよく書いているけど何語でどれくらい何を話したのか謎すぎる。

部屋は4人部屋から10人部屋へと移動になった。10人はかなり大所帯で洗面台もかなり荒れている。
タイ人のワシン。日本が大好きで留学経験もあり日本語が話せるし明るい青年だった。
「私の名前はワシン。和の心。良い名前でしょ。地球の歩き方最高!」と言っていた。
このフレーズが私は好きで今でも思い出して楽しい気分になる。今どうしてるかな。
イタリア人の女の子もいた。名前は分からない。
しばらく3人で話していたけどかなり乱れた会話だった。ワシンのタイ語なまりな英語とイタリア語なまりの彼女の英語が通じ合っていなくて両方の英語を私は理解できるけど英語で話せないという感じ。でもそれが妙に楽しかった。

夜ご飯の記録がないけど、アイスだけだったのかな。










2020/05/26

2008年5月26日 パリ4日目






早朝 起床
6:30に受付で部屋の予約をしようと思ったけどもしかしたら今夜は部屋ないかもしれない、と言われる。
どうしよう、不安になったけど今はどうしようもないのでとりあえず出かけることに。
荷物を預かってもらう。
預かるといって受付の横に雑多に置かれている荷物のところに置くだけなのでかなり不安だけど仕方ない。貴重品は入れず、リュックのチャックのところを紐で結んでおく。

7:00にみゅうへ
大型バスに乗り込んでツアーに参加。
日本人向けの旅行会社のツアーなので参加者の日本人のみ。
数十名の参加。
バスの座席は余裕があり各自好きなところに座る。
まさに観光という気分になって楽しい。
いざモンサンミシェルへ。
道中の景色のすばらしいこと。
街の喧騒から出て自然あふれる景色は同じ田舎の風景でも当たり前だけど日本とは違う世界で5月の緑がとても豊だった。パリの風景もすごく好きだけど自然豊かなフランスのいろんな地域も魅力的だなと思った。
サービスエリアで日記によると「バワン」を買うと書いてあるけど何のことか分からない。殴り書きってこわい。その「バワン」とお菓子を購入。

窓の外から遠目にモンサンミシェルが見えてきた。
それだけで感動。息を飲むってこういうこと。
ほんとうにすばらしい景色だった。
バスは12:00過ぎに到着、降りて島までつながっている道を歩く。
干潮で浜辺に降りて歩いている人もいる。
晴れているし最高に気持ちがいい。
満潮のときはぎりぎり歩けるらしいが大潮だと島まで渡れないらしい。
2020年現代は立派な橋が出来てどんなときも渡れるとのこと。

島についたらすぐにランチ。
レストランまで細い道が続き、脇にはお土産屋さんがずらりと並んでいる。江ノ島や長崎みたい。観光地のイメージが同じで微笑ましい。
予約されているレストランはツアー客用のお店っぽかった。
名物がオムレツということでレストランでオムレツとポークソテー、りんごのアイスをいただく。
参加者と少し話す。ご夫婦、親子連れ、家族総出。いつもは違うところにいる人たちが同じタイミングでこのツアーに参加した不思議を感じる。ツアーはほば参加したことがないので面白かった。みんなで決められた時間通りに動く。学校みたい。
ランチを終えて、修道院の中へ。各自好きな様にまわる。
修道院の中は少しひんやりとしていて薄暗い印象。どこか寂しげ。建物の作りは素晴らしく歴史を感じる。テラスや遊歩道があり外の空気を感じられるのがとてもよかった。ぽこっと外に出たところに大天使ミカエルの像があり不思議な存在感だった。
修道院は厳かで私はずっといるのがしんどいなと感じて外のテラスで海の向こうの景色を楽しんだ。悲しい歴史もあるだろうしそれだけ長い年月残っているということはそういうことなんだと思った。でもこの修道院があるからモンサンミシェルの美しさがあるように思う。
日帰りツアーはあっという間。帰りも長いバスになるので夕方前には集合。また来た道を歩いてバスまで向かう。ゆっくり歩きながら何度も振り返りモンサンミシェルの姿を目に焼き付ける。また来れるかは分からないしこの感動は忘れたくないなと思った。
バスの中からもずっとその姿を見続けた。さよなら。なんだかさみしい。

パリに着いたときはすでに日も暮れていて雨が降ってきていた。
宿に戻り部屋があるか聞いたけどないとのことで仕方なく荷物を持って違うユースホステルへ行くことに。部屋空いているか分からないけど、とにかく行ってみるしかない。
リュックひとつとはいえ全部の荷物に雨、歩いて20分くらいの道があまりにも不安すぎてパリに来て初めて泣きそうになった。
着いたユースで部屋があるか聞いてみたらなんとか泊まれそうだった。
案内してもらっているときにBVJ(泊まっていた宿)から電話がかかってきて私のことを話しているということだった。言語が全く通じないけどなんとなくお互い理解して私は戻ったほうが良さそうだということでBVJまで引き返すことに。頭の中はやや混乱していた。なにが起きているのか分からなくて不安なまま歩いていると若者の集団に日本語でからかわれた。それどころではないし相手にすると面倒だと思ったので無視。不思議そうに見られた。

BVJに戻るとファラ(受付の親切なおじさま)がなにしてるんだ!みたいな雰囲気で怒っている。どうやら私の部屋は確保されているらしい。さっきはないって言われたのに、受付にいた子が分からなかったのかな。怒られながら新しい部屋に案内してもらう。
怒られたけど(あまり怒られてる感覚はない)部屋があったことの喜びの方が大きい。
4人部屋。Aneigも一緒。シアトルからのValla?VAlly?メモが読めないけど、新しく同室になったメンバーに挨拶。彼女の荷物はとても大きくてドライヤーまで持参していた。今時の子って感じがしておもしろかった。アメリカって感じで良い。
2段ベッドの上になった。
宿問題が不安すぎてお布団で眠れることに感謝して寝た。本当によかった。

このときから今でもずっと謎。どうしてBVJは私が向かったユースが分かったのか、部屋はないかもって言ってたのに部屋を取っておいてくれたのか、でもとにかくみんなが優しいってことだけ実感している。








2020/05/25

2008年5月25日 パリ3日目


 







朝 シャワーを浴びる。
Aneigと一緒に朝ごはんをテラスで食べているとスタッフに怒られた。
テラスでは食べたらダメだったみたい。
Aneigは会うたびに「冷蔵庫の中には卵と牛乳があります」と日本語で言ってくる。
かわいいけどそのたびにうまく反応出来なくて申し訳ないなと思う。
もっと英語もフランス語も話せたらよかった。
カウンターで部屋の予約、同じ部屋をそのまま予約出来た。
荷物を出さなくていいからとても楽。

メールをしに日本人が経営している「うらばす」というネットカフェへ。
いろいろあったけど宿がパリの中心部のあるというのはとても便利だと気付いてある意味ラッキーだったなと思う。わざわざメトロに乗って出かけなくてもいいし歩いてどこまでも行けそう。街並みも素敵だし飽きない。
メールの用事を済ませてATMでお金をおろす。
旅行会社の「みゅう」へ寄ってモンサンミシェルへ行くツアーを申し込んだ。
せっかくだから観光らしい観光もしてみることに。
安くはないけど次いつ来れるか分からないしここはケチらない。
日本の旅行会社で、スタッフもほぼ日本人。
おもしろいおじさんとおばさんがいて久しぶりの日本語の会話、とても楽しかった。
この地球上でひとつでも話せる言語があるというのはありがたいことように感じる。

みゅうを出てそのままオペラ座まで歩く。中には入れないけどとにかく建物が素晴らしい。パリの建物はすべて美しくてみんなが外国に憧れる気持ちが分かる気がする。
ランチはマドレーヌ教会の食堂で食べると決めていたのでそのまま教会の方まで歩いてみる。途中、小さな商店で水を購入。
道すがら教会があって日曜日のミサがちょうど終わったのか外にたくさん人がいて賑わっていた。少しだけ中に入って見学。教会は落ち着く。
そのままマドレーヌ教会へ。中には入れず、食堂にだけ寄る。
ここのランチは日本円で千円程度とパリのランチの中でも格安ということで本におすすめとあった。街のレストランにも行ってみたいけど高いので毎日は行けないし一人だとハードルが高い。楽しみにしていたマドレーヌ教会。
前菜、メイン、デザートをその日のメニューから好きなものを選ぶ。
どんなメニューだったか日記には書いていなかったけど満足した気持ちは覚えている。
写真も撮れたらよかったな。

食堂を出て目の前のコンコルド広場へ。こういう広場って日本にはないしとても歴史的なものを感じる。すごいなって思うのと、ちょっとこわいなという思いが半々。
なんでこわいと思うのか分からないけど。
と思ってコンコルド広場を改めて調べみたらルイ16世やマリーアントワネットが処刑された広場だった、、。そりゃこわいよね。広場から滲み出てるこわさがあるのかしら。
そうこうしてると観光客用のバイク(たぶん)に乗った年配の日本人夫婦が大喧嘩していた。道を行く人々の注目を浴びていた。このときばかりは同じ日本人として恥ずかしかったな。運転手さんは呆れ顔。かわいそうに。

シャンゼリゼ通りの方へ行くのに公園の中を通る。アイスの屋台があったので迷わずアプリコットを選ぶ。甘酸っぱくて美味しい。噴水もあって天気もいいしみんな楽しそう。
日曜日だから子どもたちもたくさん遊びに来ていた。
そのままシャンゼリゼ通りを凱旋門の方まで歩く。けっこう長い。
たくさんお店も並んでいて表参道みたいな雰囲気。
凱旋門の上に上がったような気がするけど日記には何も書いていない。どうだったかな。
帰りは来た道とは逆側の道を歩く。風月堂の由来となったというフーケッツがあって少し親近感。
歩き疲れたところでベンチがあったので地図の確認がてた休憩。となりの絵に描いたような老夫婦がいてにっこり目配せしてくれたのがとてもうれしかった。かわいい。
バイバイもしてくれた。

セーヌ川を渡ったところにオルセー美術館があるので行ってみることに。
中には入らず外から見学。元駅舎の建物は壮大で優雅だった。いつどこの美術館に行くか、スケジュール的に考えるのが難しい。あとフリーパスを買うかどうか。買った方がお得だけど何日間のパスにするのか。いろいろ計画しないと。

オルセーからそのままセーヌ川沿いを歩く。道端でパリのお土産を売っていたりするがどのタイミングでおみやげを買うか、迷う。道端だとだいたいエッフェル塔のキーホルダーやポストカードなど。同じ物を売っていて人によって値段が微妙に違う。
国立美術学校の前をしばし眺める。芸術をパリで学べるってすごいことだろうな。

そのままのんびりと散歩。セーヌ川は本当にすばらしい。落ち着く。いろんな橋があってそのたびに橋の上からパリの街並みを見る。歩いている人たちもすてき。
クレープ屋を見つけたのでチョコのクレープを買って食べながらおなじみになった教会のある広場ヘ行く。
教会の名前はサントゥスタッシュ教会。
中から音楽が聞こえてきたので入ってみたらちょうどミサが開催されていた。
すばらしい。
みんなが神父さまのところへ並んだのでなんだかよく分からなかったけど私も並んでみた。神父さまに手を合わせるとまあるい煎餅みたいなお菓子をくれたのでいただいた。
あとで調べてみると洗礼を受けた信者しかいただいてはいけなかったみたいで心の中でごめんなさい。無知とはおそろしい。信者ではないけど子供のころ日曜学校に通っていたので賛美歌や聖書は懐かしくもありそれもあって教会が落ち着くのかな、と思った。
気持ち良いまま外に出る。


この日はここで日記が終わっていた。
夜ご飯はどうしたんだろう。少しでも行動が書いてあるとそうだったと思い出せるけど何もヒントがないとさっぱり分からない。でも次の日が早朝から出かける予定だったから早めに寝たのかな。なんとなくこの日ぐらいに初日に出会ったかよこさんに電話をしたような気がする。電話のカードのシステムが難しかったような記憶。





















2020/05/24

2008年5月24日 パリ2日目




 










 快便。
食堂で朝食。
フルーツ、ヨーグルト、バゲット少し、オレンジジュース
学食みたいな食堂で自分で好きなだけ取っていく。
ヨーグルトは加糖と無糖があるみたいだったけど初めてで分からず。
そのままロビーまで行って今夜の部屋の予約をする。
部屋の予約は当日の朝にしかできないシステムだった。
ユースより高いけど中心街だから歩いて色々行けそうなのと、みんな優しいのがとても気に行っている。
Aneigはお出かけ。私は少し憂鬱。早くも旅疲れなのかな。

気を取り直してメトロでPORTE DE VANVES駅へ。
ヴァンヴの蚤の市。蚤の市は楽しみにいていたことのひとつ。
まだ少し不安なので日本人らしき人の後ろを追いかけて行く。
made in Franceの物を買おうとしたけど安くならなくてやめた。(日記の文字が汚くて何を買おうとしたのか分からない)
バゲット、アイス、古い切手、アンティークのレースの手袋、古いメモや紙袋などを購入。
古い紙袋を見ているときに日本人親子に話しかけられる。
娘さんはもう帰国するけどお母さんはまだ滞在予定でアパートを借りているから遊びに来ないかと誘ってくれた。うれしい!電話番号を聞いて後日連絡することに。
かよこさんという方。うちのお母さんと同い年くらいかな。

市の外に出て腰掛けてバゲットを食べていると日本の観光客に「住んでどれくらいなのか」と聞かれた。
まだパリ2日目。
驚かれた。
地元住民に見えたのかな?ふしぎ。

中心街まで戻って散歩。
公園に行こうと思ったけど道に迷い気がついたらノートルダム大聖堂に着いた。
ボーッと眺めながらバゲットを食べる。
立派な大聖堂、中に入るのはもっと時間があるときにする。
目の前の広場にはたくさんの人、みんな楽しそう。
近くのサン・ルイ島まで行ってアイス屋さんを探す。いろいろあるけどなんとなく気になるところ(老舗っぽいところ)を見つけてキャラメル味のいちばん安いのを食べる。
すごく美味しかった!
量も小ぶりでちょっとしたおやつにちょうどいいなと思いアイスは見つけたら迷わず食べようと決めた。
旅の楽しみがひとつ見つかってうれしい。
暑すぎず、寒すぎず、良い気候のときに来れてよかった。

歩いていると雨が降ってきた。折り畳み傘を置いてきてしまったので歩いては雨宿りの繰り返し。たまたま見つけたデパート(BHV)へ雨宿りがてら入って散策。文房具売り場で迷いながらもかわいいシールを買った。四角とか三角のいろんな色のシール。
ちょっとした食堂みたいな休憩室でペリエを飲みながら持ってきた本を読む。
持ってきたのは地球の歩き方と猫沢エミさんのパリのエッセイ本。
パリに来たきっかけは猫沢エミさんを見かけて本を読んでみようと買ってみたらすごく面白くてパリいいなと思ったのが大きい。
ただひたすら褒めちぎるファッション雑誌と違って良いところも悪いところもぜんぶ赤裸々に書いてあったのがよかった。私は全くパリに期待することなく来れたので今のところ理想と違うなとがっかりすることが全くない。噂でよく聞く犬の糞があちこちに落ちているというのにもまだ遭遇していない。

窓の外は大雨。土曜日で人でも多くわいわいしているのが楽しかった。
けっこうのんびりしたしそろそろ行こうと出たけどまだ雨が降っている。
屋根のあるところをなるべく歩いてH&M(当時はまだ日本にはなかった)に入り物色。
日本では買えない洋服に魅力を感じるけど欲しい物は高いしパリで買うのも違う気がして迷う。結局なにも買わず。
出て、とりあえず西の方へ歩いてみると昨日の広場に出た。
地図で確認してみたら広場にある大きな建物は教会なのが分かった。嬉しい。
ミサのある日を確認しておく。
しばらく木陰で雨宿り。
 すると日本人の花嫁さんが目の前を通った!すごく美しい。
お母さんは着物を着ている。良い物を見た気がする。

葉書を買おうかなと昨日の文房具屋に行ってみたけど店じまいしていたのでまた戻って来て映画館などが入っている大きなビルに入ってみる。近代的なビル。
映画を観てもいいかなと少し思ったけどやめた。
地下のカフェでワッフルを買って食べる。
すっかり暗くなったので宿に帰ったらちょうどカウンターにいたAneigに会う。
今から夕ご飯を食べに行くとのこと。
受付の女の子と少し話をして部屋に戻る。
疲れていたのかベッドに横になったまま夜中まで寝てしまった。
変な光で目が覚めて、見ると充電していた携帯電話が謎の光を発している!!!
変圧器が間違っていたのかな?そんなはずはないと思うけど。
携帯電話は使えなくなってしまった。
写真も撮ったりしていたけどなにより時計変わりにしていたので一瞬焦ったけどipodにも時計機能があることに気がついて安堵。
この世の全てのことに感謝した。
大袈裟かもしれないけど、パリに来て何かに助けられている感じがすごくある。

Aneigの寝言がすごい。