サルビア

先週　大阪に帰ったとき
祖母と母と私　三世代女子会
地元の箕面山荘というところに泊まった
祖母スミ子のお誕生日のお祝い
スミ子は普段　認知症の人ばかりの施設に入ってるので外泊は特別なこと
この泊まった山荘
私が小さい頃から山の上にあって　ずっと大人が仕事するところだと勝手に思い込んでいたので泊まれるなんて知らずにいた
お母さんもつい最近知ったみたい
すごかった！！
部屋からも　食堂からも　お風呂からも　大阪を一望出来る
変な気分だったよ
露天風呂で仁王立ちして　自分が生まれ育った町を素っ裸で見下ろすなんて
ごはんを食べていると　どんどん日が暮れて行って　ぽつぽつ　電気が灯る
伊丹空港にはどんどこ飛行機が着陸しては　また離陸
その数の多いこと多いこと
この日は祝日だったので　お休みの会社もあっただろう
いつも山麓から見る大阪の町よりも少し暗く感じた
ずーーーっと　見てると　また知らん間に涙がほろほろ出てくる
この明るい電気は　遠い福井から送られて来て　それをなにも感謝せず　私は使って大きくなった
飛行機はほんとに多すぎなくらい　離発着をくりかえしている
おいしいごはんだった
箕面の地ビールを初めて飲んだ
なんでもビールの世界一に数年前になったそうだょ
これは黒ビール
他にもあるらしい→☆

まだ明るい時に撮った大阪の町
東側　　いい子には　太陽の塔の後ろ姿が見えるょ
あの存在感は　山の上からでも抜群で　とってもすてきだったー
生駒山の向こうは奈良

太陽の塔
分かったかな？


西側
ちょっと霞んでるけど　遠くに大阪市内のビル群が見える
肉眼ではドームも見えたんだけどー
いい子には私の通った高校が見えるょ

部屋に戻ってテレビを見る
スミ子は地震のことを分かってなかったみたい
大浴場に三人で行った
スミ子は全身浸かると溺れちゃいそうなのでお母さんと私が交代でひざの上にのせた
おばあちゃんをひざの上でだっこするなんてー
ぷにぷにやわらかい
「気持ちいいなー」って何度も言う
部屋に戻ってまたテレビ
何か知らんドラマを見てSMAPの番組を見る
スミ子が夜中に起きてもいいように小さなランプだけ点けて寝る
けど
そのランプの明かりで全然眠れなかった
私たちが泊まった部屋の名前は「サルビア」


そう　サルビアなのだ
やっぱり


今日　友だちからお店を出しますってお知らせの案内が来た（おめでとう！！）
そのハガキに貼ってた切手　サルビア
やっぱりそうか
ととのえて
サルビア　今度ちいちゃんにお願いして仕入れてもらおっと


今日は　地震で冷蔵庫の上から落ちてへっこんでしまったレンジ
使えるか試してみた
なんとか使えた
使えたけど　どうしようか考えている
レンジのない生活も困らないのでは？
レンジなんて体に悪いの分かってるんだし　電気も使うし
もういらないんじゃない？　っていう自分と
でもないならないで不便かも　と思う自分
どっちも自分の考えなのだねー


サルビア　どう思う？

何も持たないという美しさもあるわよ


そう答えた